掃除の流れ

以前のコラムでも「アクリル板(パーテーション)の正しい掃除方法」についてご紹介しましたが、

今回はプラスチック素材の中でも”ポリカーボネート板”の掃除方法についてご紹介していきたいと思います!

ご存知の方も多いかとは思いますが、まずはポリカーボネート板について簡単にご説明しておきたいと思います。

ポリカーボネート板は先程お伝えしたように、プラスチック素材の中の一素材です。

アクリルや塩ビなどに対して数倍の耐衝撃強度を有し、建築・土木資材に要求される強靭さや耐久性を備えており、窓などさまざまな建築物の採光材や土木資材として数多く使用されています。

分かりやすいものでいうと、カーポートの素材に使用されているのはこのポリカーボネート板です。

ではここからは掃除の手順について具体的にご説明していきたいと思います。

 

水で洗う

まずは水で洗い流します。

例えば上記で紹介したカーポートなどの場合は、屋外で使用されるため風雨や土ぼこりで汚れが付いてしまうかと思います。
ポリカーボネートについた少々の汚れであれば、水で落ちることが多いのでまずは水で洗い流して下さい。
その際に、ポリカーボネートは表面キズが非常につきやすい素材なので、ゴシゴシこすったり、硬いブラシなどを使用しないようにして下さい。

 

出しっぱなしの水道のイラスト

中性洗剤で洗う

つぎは中性洗剤で洗います。

水で落としきれなかった汚れに関しては、薄めた中性洗剤で落とします。
洗面器などに水を入れ、数滴中性洗剤を混ぜて液を作ります。
お伝えしているようにキズが非常につきやすい素材なので”柔らかい布やスポンジ”に洗剤を浸し、しっかり絞ってから汚れを拭き取ります。
この時も力を入れすぎると、たとえ柔らかい布を使用していてもキズがつく恐れがあるので優しく拭き取るようにして下さい。

 

食器用洗剤のイラスト

水で洗い流す

中性洗剤で拭き取った後は、最後に水拭きをします。

直接水で洗い流すか、中性洗剤の時と同様に水に浸してしっかり絞った柔らかい布でふき取りします。
この時も強くこすらず優しく拭き取るようにして下さい。

 

雑巾を絞る人のイラスト

 

 

掃除の際の注意点

上記でも少しお伝えしてきましたが、掃除の際の注意点についてご説明していきたいと思います。
素材の特徴に合わせた方法で掃除をしなければ、逆に板を傷めてしまう場合があるので、掃除の際には事前に確認するようにして下さい。

 

使ってはいけない洗剤

掃除方法の中でも「薄めた中性洗剤を使用すること」とお伝えしましたが、
これはポリカーボネートが「耐薬品性に弱く」、「アルカリ剤、溶剤で劣化する」という特徴を持つからです。
不適切な洗剤を使用してしまうと、板に”クラック”と呼ばれるひび割れが入ってしまいます。
高温高湿の環境下でも変色や劣化を起こしやすく、場合によっては水蒸気などでもクラックが入ったり、割れないとしても板が白濁してしまうことなどもあります。

クラックの例↓

傷がつく可能性のあるもの

ポリカーボネートは冒頭でもお伝えしたように「耐衝撃性・耐久性」に優れているという長所があります。
特に耐衝撃性に関しては、プラスチック素材の中では最高度とも言われています。
しかし一方で、「キズ」に関しては非常に弱い素材です。
柔らかい布であっても強くこすればキズがついてしまいます。
掃除の際にはブラシや硬い布等は使用せず、柔らかい布やスポンジで優しく拭き取るようにして下さい。

 

 

 

掃除のタイミング

カーポートやヒサシ、壁など、屋外で使用されているポリカーボネートの掃除のタイミングとしては、雨が降った次の日がおすすめです。

何か月もの汚れが溜まり、尚且つ晴れた日だと汚れも乾燥しているため落ちにくい状態になっています。
雨が降ることで溜まった汚れもある程度流れて、汚れも浮き上がって落としやすい状態になるため、掃除の際には雨の日の翌日などの湿度がある状態で行うのがおすすめです。

ポリカーボネートは屋外で使用されることが多いため、日常的に風雨やほこり、黄砂などの汚れが溜まりやすいです。長い期間汚れを放置してしまうと、汚れが落ちにくくなったりして掃除が大変になってしまうので、可能な限りでこまめに掃除することがおすすめです。
カーポートなどの場合、高所での掃除になるので必要であれば専門業者の方に依頼することもいいかと思います。

 

カーポートのイラスト(雨)

 

 

まとめ

今回はポリカーボネートの掃除方法について具体的な手順や注意点を含めてご説明してきました。

先述したようにポリカーボネートはプラスチックの中の一素材ですが、プラスチック素材といってもそれぞれに長所や短所が異なるため、適切な方法で掃除をしなければ、素材を傷めてしまう可能性があります。
掃除方法においても、それぞれの素材で適切な方法、注意すべき点があるため、掃除をする際には事前に確認しておくことが大切です。

今回はポリカーボネートの掃除方法についてご紹介しましたが、過去には「アクリル板(パーテーション)の正しい掃除方法」についてのコラムもご紹介しています。
そちらもあわせてぜひご覧下さい!
アクリル板(パーテーション)の正しい掃除方法とは?実はアルコール除菌はNG!

 

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